6月, 2016年

カレー店シャンティ事件 労働組合を結成し、破産開始に立ち向かう労働者たち

2016-06-30

インドカレー店シャンティでは、インド人とバングラディッシュ人の労働者15名が労組結成を行い、会社と社長の破産開始と立ち向かい、未払賃金の回収と雇用の確保に向けた闘いを続けています。私は、シャンティ労働組合から委任を受け、外国人労働者弁護団の有志の弁護士共に、この問題の解決に向けて取り組んでいます。

シャンティユニオン結成される!~「賃金未払い・解雇追い出し」許さない(レイバーネット日本)
http://www.labornetjp.org/news/2016/0623shanti

<インドカレー店賃金未払い>社長が従業員に破産開始決定を報告、賃金の原資乏しく(弁護士ドットコムニュース)
https://www.bengo4.com/c_5/n_4827/

印カレー店従業員給料未払い 経営者が謝罪(日本テレビ)*動画あり
http://www.news24.jp/articles/2016/06/28/07333815.html

「あなたと私の家族はちがうのか!」~シャンティ児玉社長に怒りぶつける(レイバーネット日本)*動画あり
http://www.labornetjp.org/news/2016/0627shasin

カレー店給料未払い問題 日本人社長に外国人従業員から怒りの声(FNN)*動画あり
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00328954.html

大阪入管に収容中の男性が医師の診療を拒否され、適切な医療措置を求めて提訴

2016-06-29

 本日(6月29日)、大阪入国管理局長の診療拒否に対する国家賠償請求(慰謝料請求)と、適切な医療措置の義務付けを求めて、被収容者が、大阪地裁に提訴しました。

 入管収容男性 治療拒否と提訴 06月29日 17時41分
 http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20160629/3587031.html

 NHKの報道にもあるように、おととし、東京入国管理局(品川)と東日本入国管理センター(茨城県)で外国人3人が収容中に相次いで死亡していて、日本弁護士連合会が適切な医療を求める声明を出しているほか、支援団体も改善を求めています。
 全国の入管での医療や生活環境に問題がありますが、昨今の大阪入管での医療や被収容者の生活環境の悪さは特に問題視されていました。

 本年2月、大阪入管では医療や生活環境の悪さなどに端を発して、ハンガーストライキが起こるほどでした。
 ハンストの様子や、医療や生活環境の悪さの詳細は、一番下のURLをご覧ください。

 失われた人の命は二度と戻ることはありません。
 被収容者の命を守るための訴訟です。今後もこの訴訟に注目してください。

 本訴訟の弁護団は、清水亮宏弁護士と私・中井雅人です。

 弁護士 中井雅人

 「大阪入管に収容された44人がハンスト――「死んでからだと遅いです」と訴え」
 http://praj-praj.blogspot.jp/2016/02/40.html

 「大阪入管に支援5団体が申入書「死亡者がいつ出ても不思議ではない危機的な状況」」
 http://praj-praj.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html

インドカレー店シャンティの賃金未払い、解雇、店舗閉鎖事件

2016-06-23

インドカレー店シャンティの賃金未払い、解雇、店舗閉鎖事件。
昨日、日本テレビが報道。相談を受けている弁護士として、コメントしました。

カレー店の外国従業員「助けて下さい」“賃金未払い”訴え届かぬまま 6月22日(水) 日本テレビ
http://www.ntv.co.jp/every/news/index.html

うさぎの医療過誤訴訟で一部認容判決

2016-06-18

6月16日、2年半取り組んできたうさぎの医療過誤訴訟で約43万円の賠償支払いを認める判決を得ました。

ペットのウサギが治療で骨折 「動物病院」に43万円の賠償命じる判決(弁護士ドットコムニュース)
https://www.bengo4.com/saiban/1135/n_4764/

ペットのウサギ治療ミス、獣医に43万円賠償命令(TBSニュース)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2799

ウサギの歯の治療であご骨折 ペット医療ミスで損害賠償(フジテレビ・FNNニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160617-00000908-fnn-soci

「ウサギに治療ミス」43万円 東京地裁 飼い主への支払い命令(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016061702000255.html

ウサギ医療過誤、賠償命令(共同通信)
http://jp.reuters.com/article/idJP2016061601001724

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うさぎの医療過誤裁判について(うさぎと暮らす)
http://sippolife.jp/issue/2016072900001.html

ベルリッツ外国人語学講師社会保険加入資格喪失事件勝訴!

2016-06-17

1 事案の概要
  語学学校ベルリッツの外国人語学講師(40分×週35レッスン担当)が、労働時間の減少を理由に厚生年金保険加入資格を喪失し、これを不服として資格確認請求をしたが却下され、これに対する審査請求、再審査請求も棄却されたので、却下処分の取り消しを求めて提訴した。
  *東京地裁民事3部B2係(合議事件)
平成24年(行ウ)第54号被保険者資格確認請求却下処分取消請求事件
原告 カナダ人男性(外国語英語講師)在留資格:人文知識・国際業務(当時)
被告 日本年金機構
2 争点
(1)「内かん」もしくはその運用の違法性
(2)「語学学校に雇用される外国人講師係る健康保険・厚生年金保険の適用について」(課長通知)もしくはその運用の違法性
(3)1レッスン(40分)の労働時間をどのように認定するか?
(4)常勤講師の労働時間の4分の3に満たない講師に社会保険加入資格が認められるか?
3 判決主文(勝訴)
(1)原告の日保険者資格の確認請求を却下する旨の処分を取り消す
(2)訴訟費用は被告の負担とする
4 判決要旨
(1)「内かん」は適法
(2)「語学学校に雇用される外国人講師係る健康保険・厚生年金保険の適用について」(課長通知)は適法
(3)各1レッスン(40分)前の5分は労働時間と認める
(4)労働日数、労働時間、就労形態、職務内容等を総合的に勘案すると、原告を短時間の労働者として被保険者から除外するのは相当ではない
  ・原告の労働日数は常勤講師のものと変わりがない
  ・報酬の額も、十分に家計を支えることができる額であった
  ・事業主との雇用関係も安定していると評価できる
5 コメント
 判決が、法律の授権がないのに勝手に厚生年金の被保険者資格を狭くしている「内かん」が違法であることを認めず、また、語学学校の外国人講師にのみ被保険者資格を狭くしている課長通知の違法性を認めなかったことは極めて残念です。しかし、語学学校講師のレッスンの労働時間を広く認定し、また、比較対象の労働者の4分の3未満の労働時間の労働者に厚生年金の加入資格を認めたことには意義があり、語学学校講師の社会保険に加入する権利を一歩前進させた判決であると思います。
 
・本件の代理人弁護士は、中井雅人と私(指宿昭一)です。

年金加入資格 外国人講師勝訴(NHKニュース)
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160617/3224111.html

外国語講師 労働実態踏まえ社保加入認める…東京地裁判決(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160618/k00/00m/040/112000c

英会話講師の年金資格認定判決 「労働日数、常勤と同じ」(共同通信)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016061701001987.html

記者会見の映像
https://youtu.be/Db-AV45jPWY

「残業代ゼロ」賃金制度のトールエクスプレスジャパンに対し不払賃金請求の提訴

2016-06-14

 トールエクスプレスジャパン株式会社(代表取締役 CEO / ニール・ポーリントン、本社・大阪)では、時間外手当の大半を支払わない「残業代ゼロ」の賃金制度を採用しています。すなわち、同社の賃金計算は、時間外手当(A)を形式上支払ったうえで、能率手当の計算において時間外手当(A)を差し引いています。つまり、同社の労働者は時間外労働をしているにも関わらず、同社は、実質的に、能率手当以外の賃金に対する割増賃金(時間外手当(A))の支払いをしていないことになります。能率手当の計算において時間外手当(A)を差し引く規定は、労働基準法37条の趣旨に反するので、公序良俗に反するものとして民法90条により無効となり、同社は時間外手当(A)と同額の不払賃金(能率手当)の支払い義務を負います(国際自動車事件一審判決・東京地裁平成27年1月28日・労働判例1114号35頁、控訴審判決・東京高裁平成27年7月16日・労働判例1132号82頁参照)
 また、この規定が無効となり、能率手当の金額が増額することにより時間外手当(B)の金額も増額するので、同社はその増額分の支払い義務も負うことになります。
 このような「残業代ゼロ」の歩合給制度は、トラック・タクシーなどの運輸・交通産業で多く採用されており、社会的に強い批判を受けています。
 同社広島支店のトラック運転手8名は、このような賃金制度に疑問を持ち、労働組合(日本労働評議会トール広島分会)を結成し、同社と交渉してきましたが、6月9日の団体交渉で同社が不払賃金の支払いを拒否したので、本日14日、組合員9人(結成後1名増加)が原告となり、不払賃金請求訴訟を大阪地裁に提訴しました(第5民事部・平成28年(ワ)第5771号事件)。代理人は、暁法律事務所の中井雅人弁護士と私(指宿昭一)です。

「残業代ゼロは違法」トラック運転手らが提訴(関西テレビ・ニュース映像付)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160615-00000000-kantelev-l27

賃金規則 「残業代ゼロ」物流会社員が提訴 大阪地裁(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160615/k00/00m/040/054000c

「残業代事実上カット」トラック運転手、物流会社を提訴 1120万円支払い請求(産経新聞)
http://www.sankei.com/west/news/160614/wst1606140080-n1.html

【関西の議論】〝ブラック賃金〟?の巧妙なカラクリ 「いくら残業しても給料同じ…詐欺だ!」トラック運転手ら法廷闘争へ(産経WEST)
http://www.sankei.com/west/news/160630/wst1606300005-n4.html

「残業代ゼロ」賃金制度のトールエクスプレスジャパンに対し不払賃金請求の提訴(レイバーネット日本)
http://www.labornetjp.org/news/2016/0614teiso

日本労働評議会HP:トール分会関連記事
http://www.rouhyo.org/news/432/

長澤運輸事件東京地裁判決についてコメント

2016-06-01

定年後の有期契約労働者の3割賃金削減は違法という長澤運輸事件東京地裁判決について、弁護士ドットコムニュースにコメントしました。

・有期雇用労働者の皆さん! 正社員との不当な賃金格差について、差額賃金を請求する闘いを行いましょう!!
・定年後再雇用の有期雇用労働者の皆さんも、不当な賃金減額と闘いましょう!

「有期契約労働者の権利が大きく前進」 定年後同一労働の「賃下げ違法」判決の見方(弁護士ドットコムニュース)
https://www.bengo4.com/c_5/n_4715/

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