6月, 2020年

日本交通「保障給」凍結問題説明会

2020-06-15

日本交通「保障給」凍結問題説明会
労働問題専門弁護士が、「凍結」された保障給を請求する方法を解説

日時
 2020年6月27日(土)13時~    
 2020年6月28日(日) 9時30分~

会場
 野崎地区公会堂 1階ホール(和室)三鷹市野崎2-4-29 

講師  弁護士 指宿 昭一             
所属事務所 暁法律事務所                      
所属弁護団 日本労働弁護団常任幹事・東京支部事務局(元事務局長) 
      外国人技能実習生問題弁護士連絡会協同代表        
      外国人労働者弁護団代表   

◆ 参 加 ◆       
日本交通にお勤めの乗務員で保障給を凍結された方             
◆ 参 加 費 ◆       
無 料        
 ◆ 注 意 事 項 ◆     
マスク着用・飲食厳禁・禁煙    
感染経路の確認が必要な場合に備え当局から名簿の作成を義務付けられています。体調が優れない方は参加をご遠慮ください。

主催・問い合わせ 日本労働評議会  TEL:03-3371-0589  

日本交通で働く新人乗務員の皆さんへ
                保障給「凍結」を認めず、会社に対して保障給を請求しよう!

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により営業収入が減少するなか、会社は全社員の雇用を維持するため、雇用調整助成金や納税期限の延長を活用し損失の補填を計画していると言っています。
しかし、kmや大和などの大手事業者が新人乗務員の保障給を維持する一方、当社は保障給の無期限凍結という誤った方針を打ち出しました。この施策は、新人乗務員とその家族の生活はもとより、雇用にも深刻な影響を及ぼすもので、公共の仕事に携わる事業者としての社会的責任が問われるものです。
そもそも、保障給を凍結しなければならない状況を招いた原因は、様々な世界情勢の変化に対応できるよう備えていなかった経営陣の見通しの甘さにあります。リーマンショックや東日本大震災の経験を活かせなかったその責任を、何の落ち度もない乗務員に転嫁するのはあまりにも酷であり、社会通念上相当とも考えられません。
また、会社と本人が入社時に取り交わした「給与補償(12ヵ月)に対する覚書」においても、営業収入の減少は11項目ある「支給停止要件」のいずれにも該当しません。不測の事態が起きたからと言って一方的に契約を反故にするのは許されない状況です。加えて、新人乗務員の多くが労働組合に加入していない弱い立場であるのを良いことに、説明や協議を十分にしていないのも問題です。
私たちは、コロナ禍においてタクシー労働者向けのホットライン活動を行ってきて、この問題を知りました。多くの日本交通及び日本交通グループ会社の新人労働者が保障給の支給を受けられない状況にあります。日本労働評議会は、どこの職場に働く労働者でも一人で加入のできる合同労組(ユニオン)です。もちろん、試用期間中でも加入できます。ぜひ、日本労働評議会に加入して、会社に対して保障給の支払いを求めましょう。

日本労働評議会東京都本部
日本交通「保障給凍結」問題対策委員会

「カンブリア宮殿」ロイヤリリムジン社長密着番組の感想

2020-06-05

 極めて残念な番組だった。600人一斉解雇が、労働者の安全と収入(失業手当)確保のために行われたというお涙頂戴の「美談」を軸に「物語」が作られている。金子社長の企業経営者としての判断の理由と背景が見えてこない。
 公共交通機関として減車をしてでも事業を継続した他のタクシー会社と違い、事業を停止し、しかも、全員解雇をしたという金子社長の経営判断の妥当性について全く検討がされていない。番組の性質上、金子社長の主張が放送されること自体はいい。だが、これに対する反論が全く放送されないというのは公共放送としてありえないこと。金子社長と7回の団交を行っている日本労働評議会とその顧問である私は、社長の経営判断に対して明確に異議を唱えており、この番組の取材も何度も受けているが、まったく放送されなかった。労働者の苦境と抗議については、ある程度、放送されたが、コロナ禍における経営者の判断であり、一定の犠牲はやむを得ないというスタンスで処理されている。そもそもの経営判断の妥当性が検討されていないのである。
 金子社長は、事業を停止したとしても、解雇を回避して、希望する労働者の雇用を守り、労働者に休業手当を支給して、雇用調整助成金の支給を求めるべきだった。そもそも、全社を一斉に事業停止する必要などなかったはず。
金子社長の言動には、他の経営者と違う決断をして、自分自身を「労働者のことをよく考えている社長」として描き出し、アフター・コロナの時代に躍進したいという野望が感じられる。「カンブリア宮殿」は、見事に金子社長の野望に利用された。そのことにより、番組は薄っぺらなものになり、番組の社会的評価を下げた。
 解雇回避の努力をせず、軽率に600人解雇をしたことは誤りであり、企業の社会的責任の見地から非難されるべきことである。この基本を外した「カンブリア宮殿」の報道姿勢も誤っている。

従業員600人の解雇は「英断」だったのか?
新型コロナに翻弄されたタクシー会社を独占密着!
ロイヤルリムジン 社長 金子 健作
テレビ東京 「カンブリア宮殿」
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

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