コラム

弁護士登録&法律事務所開設記念日

2020-09-04

今日は、弁護士登録&事務所開設記念日。2007年9月4日、弁護士登録をして、高田馬場に法律事務所を開設した(今の事務所のすぐそば)。あれから13年。道半ば。

あと1年で3回目のはたち。燃えている夏。

2020-08-15

昨日、たくさんの誕生日のお祝いメッセージを頂き、ありがとうございました。あと1年で3回目のはたち。なんか、19歳になった大学1年生の夏のことを思い出しました。あの夏は、大学当局が学園際の中止決定を出して、これに対抗して自主学園祭(秋)実現に向けて準備を進めていた。今は、労働運動と入管闘争で秋に向けた準備を進めている。秋は、トールエクスプレスジャパン事件控訴審(大阪高裁)で国際自動車第2次最高裁を受けた重要な展開があり、臨時国会では多文化共生と逆の方向の入管法改悪法案が提出される。19歳の夏は燃えている。あ、違った。59歳か。

「カンブリア宮殿」ロイヤリリムジン社長密着番組の感想

2020-06-05

 極めて残念な番組だった。600人一斉解雇が、労働者の安全と収入(失業手当)確保のために行われたというお涙頂戴の「美談」を軸に「物語」が作られている。金子社長の企業経営者としての判断の理由と背景が見えてこない。
 公共交通機関として減車をしてでも事業を継続した他のタクシー会社と違い、事業を停止し、しかも、全員解雇をしたという金子社長の経営判断の妥当性について全く検討がされていない。番組の性質上、金子社長の主張が放送されること自体はいい。だが、これに対する反論が全く放送されないというのは公共放送としてありえないこと。金子社長と7回の団交を行っている日本労働評議会とその顧問である私は、社長の経営判断に対して明確に異議を唱えており、この番組の取材も何度も受けているが、まったく放送されなかった。労働者の苦境と抗議については、ある程度、放送されたが、コロナ禍における経営者の判断であり、一定の犠牲はやむを得ないというスタンスで処理されている。そもそもの経営判断の妥当性が検討されていないのである。
 金子社長は、事業を停止したとしても、解雇を回避して、希望する労働者の雇用を守り、労働者に休業手当を支給して、雇用調整助成金の支給を求めるべきだった。そもそも、全社を一斉に事業停止する必要などなかったはず。
金子社長の言動には、他の経営者と違う決断をして、自分自身を「労働者のことをよく考えている社長」として描き出し、アフター・コロナの時代に躍進したいという野望が感じられる。「カンブリア宮殿」は、見事に金子社長の野望に利用された。そのことにより、番組は薄っぺらなものになり、番組の社会的評価を下げた。
 解雇回避の努力をせず、軽率に600人解雇をしたことは誤りであり、企業の社会的責任の見地から非難されるべきことである。この基本を外した「カンブリア宮殿」の報道姿勢も誤っている。

従業員600人の解雇は「英断」だったのか?
新型コロナに翻弄されたタクシー会社を独占密着!
ロイヤルリムジン 社長 金子 健作
テレビ東京 「カンブリア宮殿」
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

外国人労働者受け入れ問題と非正規滞在外国人問題はどういう関係にあるか?

2020-03-24

 外国人労働者受け入れ問題と非正規滞在外国人問題(収容・送還問題)に取り組んできて、この2つの問題がどうつながるのか、はっきりとわからなかった。それが、先日、メディアの取材を受けていて、回答しながら、ぴったりとつながった。
 取材は、外国人労働者受け入れ問題がテーマだった。私は、技能実習制度を廃止して特定技能に一元化し、そして、特定技能において送出し国における中間搾取をなくすために、労働者のリクルートを民間ブローカーに任せないで、日本と送出し国の政府が二国間協定を結び、二国間でハローワークのような制度(これは、韓国の雇用許可制をモデルにした制度である)を作るべきだと主張した。記者は、「民間ブローカーが排除されると、日本に来る外国人労働者がいなくなるのではないか?」と質問してきた。確かにそうだ。技能実習制度の送出し機関は、不当な中間搾取をして、技能実習生の数年分の年収に相当する金額(ベトナムの場合、年収の4年分。日本円で約100万円程度)を支払わせている。これがあるから、ブローカは必死で人を集めて、日本に送り込むのである。だからこそ、今、38万人の技能実習生が日本で働いているのだ。これがなくなったら、縫製業、農業、建設業、食品加工業等、多くの産業で人手不足になる。また、少子化の進む日本の将来を考えた時に、日本に来てくれる外国人労働者がいなくなってしまうかもしれず、これは、日本の社会にとって由々しき事態である。
 しかし、中間搾取をするブローカーをのさばらせ、外国人労働者の犠牲の上に、日本社会が外国人労働者を確保するというのは間違った政策である。これは直ちにやめるべきである。これを止めた時、我々は何を考えなければならないのか?
 中間搾取をするブローカーによる日本への送出しがなくなった時、日本に来たいという外国人労働者はいるだろうか? いるかもしれない。しかし、日本は外国人労働者にとって住みやすい国、働きやすい国ではない。特定技能も様々な欠陥がある。多文化共生政策は、各自治体の努力による意義のある取り組みはあるものの、日本全体で考えるとまだまだである。第一、日本政府は、「移民政策は取らない」という訳の分からないことを言っている。そして、万が一、外国人が在留資格を失ったとき、日本は地獄のような国である。日本の在留資格のない外国人、すなわち非正規滞在者への対応は人権も人道もない、凄まじいものである。私は、日本の外国人には人権が保障されていないと思っている。なぜなら、マクリーン事件最高裁判決は、外国人の人権を在留制度の枠内でだけ認めると言っているからだ。これは、本来の意味での人権ではない。これが、最も表れているのが、非正規滞在外国人に対する政策、特に収容・送還政策である。
 これまで、日本の国家も社会も企業もそして市民も、本気で多文化共生政策を進めなければならないというインセンティブを持っていなかった。しかし、外国人労働者が日本に来てくれなくなるとなれば話は別である。本気で多文化共生政策を進める。そして、その前提として、非正規滞在者を含めた外国人の人権を保障すること。そういうことを行わなければ、日本に外国人労働者は来てくれなくなる。そういう危機意識を日本の国家も社会も企業もそして市民も持つべきではないのか。
 これが、私が気づいた、2つの問題の結合方法である。

映画『抗い 記録作家 林えいだい』を観る

2017-05-06

昨日、メイシネマ祭’17で、ドキュメンタリー映画『抗い 記録作家 林えいだい』(西嶋真司監督、グループ現代制作・配給)を観た。映画は、えいだいさんの父親が、炭鉱から逃亡してきた朝鮮人労働者を助けたことから特高警察の拷問を受けて命を落としたというエピソードから始まる。学生時代には、足尾銅山事件の田中正造に影響を受け、大学中退後、北九州で公害反対運動、朝鮮人強制労働、炭鉱・港湾労働等を記録し、執筆していく。終戦間際の特攻機「さくら弾機」の放火事件で犯人として、朝鮮半島出身の特攻隊員が銃殺された事件が冤罪だったことを突き止めるシーンは圧巻。
いい映画だった。ガンに侵されながらも、万年筆を指にセロテープで巻き付けて原稿を書き続けるえいだいさんから、力をもらった。ぜひ、多くの人に観てもらいたい。
この映画を上映してくれた映画祭の実行委員会に感謝。このドキュメンタリー映画の自主上映会は20年以上続いているそうだ。今後も、ぜひ、継続していただきたい。また、来年も観に行きたい。

ドキュメンタリー映画『抗い 記録作家 林えいだい』公式ホームページ 
http://aragai-info.net/

メイシネマ祭 ’17 『抗い 記録作家 林えいだい』の上映 – Facebook
https://www.facebook.com/events/619170061620234/

メイシネマ祭の原点を語ろう〜主催者・藤崎和喜さん
http://webneo.org/archives/42450

下高井戸シネマ「オキュパイ・シャンティ」上映報告

2017-04-19

昨日、下高井戸シネマで「オキュパイ・シャンティ〜インドカレー店物語〜」上映。終了後、松原明監督とトーク。
終了後、たくさんの観客から声をかけられる。女子学生がボロボロ涙をこぼしながら、感想を述べてくれたのが印象的だった。
22日にも板橋で上映会があるとのこと。こちらは松原監督がトーク。

優れたドキュメンタリー映画を観る会 vol.33
“夏の嵐のあとに” (下高井戸シネマ)
http://www.shimotakaidocinema.com/schedule/tokusyu/doc.html

2017/04/22 『オキュパイ・シャンティ~インドカレー店物語』上映会(東京・板橋)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1491822994608staff01
『オキュパイ・シャンティ~インドカレー店物語』上映と制作者・松原明氏のお話

4月22日(土)18時~20時

板橋区立グリーンホール501会議室
(東上線「大山」10分・メトロ「板橋区役所前」10分)
*会場名「共学舎」

主催 城北地域労働組合協議会 03-3973-6150

無料 どなたでも参加できます。

トランプの入国禁止を批判できない安倍首相

2017-02-01

トランプ大統領の入国禁止を批判できない安倍首相。日本では、日本生まれで本人には全く責任のないタイ人中学生(当時)ウティナン君に対して、退去強制令を出しているんだから、批判できないのはある意味当然。
今度、高校生のウティナン君は、法務大臣に在留特別許可を求める再申請をした。法務大臣は速やかに認めるべき。大丈夫。これを認めても、安倍首相は、あなたを解任なんかしないから。

30日にアベマプライム(テレビ朝日系のインターネットテレビ・アベマTVの番組)で、ウティナン君の近況を報道。今なら、動画が観られます。

国外退去命令のタイ人少年 「僕を日本にいさせてという願いをずっと出していこうと思う」Abema TIMS
https://abematimes.com/posts/1959825

謹賀新年

2017-01-01

法律事務所設立から9年4ヶ月が経過しました。2015年12月に入所した中井雅人弁護士は、本年1月1日付で独立し、大阪で新事務所(私の事務所と同名の「暁法律事務所」)を設立します。
昨年は、インドカレー店「シャンティ」でインド人を中心とした労働者が結成した労働組合を支援しました。賃金未払いと倒産問題に取り組む労働組合の闘いはマスコミでも大きく報道され、希望者全員の再雇用実現という解決をみました。この事件の記録が、「オキュパイ・シャンティ」というドキュメンタリー映画になり、年末に初上映されました。
2012年5月に提訴した、タクシー会社Kmグループ国際自動車への残業代請求訴訟は、本年1月31日に最高裁で口頭弁論が開かれ、いよいよ判決を迎えます。多くの運輸労働者に影響を与える重要な判決になりそうです。
 本年もよろしくお願いします。   2017年 元旦
〒169-0075東京都新宿区高田馬場4-28-19
            きりしまビル4階 暁法律事務所 
 弁護士 指宿 昭一
電話03-6427-5902/FAX03-6427-5903
e-mail:ibu61@nifty.com   HP :https://www.ak-law.org/

*中井弁護士のHP
https://www.ak-osaka.org/

関東ブロック労委労協で「最近注目の労働関係の判例、命令の解説」の講師

2016-10-10

10月8日、関東ブロック労委労協で「最近注目の労働関係の判例、命令の解説」の講師として4つの判例と1つの命令について報告させていただきました。
労委労協は、全国労働委員会労働者側委員連絡協議会の略称。今回は、その関東ブロックの研修会でした。

第1講座は、元判事の草野芳郎(前学習院大学教授・弁護士)先生の「労使紛争の和解の進め方」。ここから参加して、勉強させていただきました。

第2講座が、私の担当。以下の判例、命令を報告しました。

1 長澤運輸事件(東京地判平28.5.13労判1135号11頁)
2 ハマキョウレックス(差戻審)事件(原審・大津地裁彦根支判平27.9.16労判1135号59 頁、控訴審・大阪高判平28.7.26判例集未掲載)
3 きょうとユニオン(iWAi分会・仮処分)事件(大阪高決平28.2.8労判1137号5頁、京都地決平27.10.16労判1137号14頁)
4 国際自動車事件(東京地判平27.1.28労判1114号、東京高裁平27.7.16労判1132号)
5 日本放送協会事件(中労委平27.11.4別中労時1493号16頁)

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コミュニティ・ユニオン全国交流集会inひろしまに参加

2016-10-04

10月1日から2日、第28回コミュニティ・ユニオン全国交流集会inひろしま~希望としてのユニオン・明日へ!~にに参加。全国から約70団体、320名が結集。
韓国の希望連帯労組の報告、広島電鉄全正社員化の経緯と成果につき私鉄中国地方労働組合広島電鉄支部執行委員長・佐古正明氏の報告、争議報告、どれも、刺激になり、勉強になった。
分科会は「活用しよう!労働委員会と労働審判」(第6分科会)に参加。労働委員会や労働審判をしっかりと利用し、問題に取り組んでいる労組活動を知り、元気づけられる。
初日終了後には、終了後、ユニオンの研究者とユニオン活動家たちとカキで一杯。

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