コラム

中部全労協で労働法制改悪についての講演

2016-03-05

 昨日は、中部全労協の春闘総決起集会で、「労働法制改悪と労働組合の課題」について講演。終了後の飲み会では、国鉄分割・民営化と闘った鉄建公団訴訟(私は弁護団の一員)の話で盛り上がる。
 

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南和寺(ベトナム仏教寺院)を訪問

2016-02-07

 外国人労働者弁護団の弁護士名5名、司法修習生3名、通訳2名、その他2名で、越谷の弁護士名5名、司法修習生3名、通訳2名、その他2名で、越谷の南和寺(ベトナム仏教寺院)を訪問してきました。
 今日は、ベトナムの旧暦の大晦日で、お祭りをしていました。読経に同席し、爆竹、獅子舞を見学し、フォーとタピオカの甘い何かを頂きました。副住職さん(尼僧)にご挨拶をして、お祭りの最後のカラオケ大会でみなさんに「弁護士が来ました。」と紹介もさせてもらいました。「弁護士」と聞いたとたんに、たくさんのベトナム人が名刺を取りに来て、あっという間に名刺がなくなりました。
 楽しくて有意義な訪問でした。毎月の集まりと、年に4回の大きなお祝いがあるそうです。
 また、訪問して、ベトナム人のみなさんとの交流を深めたいと思います。  (指宿)

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参議院内閣委員会で参考人として出席し、外国人家事労働者受入に反対意見

2015-12-31

7月7日、参議院内閣委員会で参考人として出席し、国家戦略特区における外国人家事労働者受入れに反対意見を述べました。
翌日、国家戦略特区における外国人家事労働者受入れを認める国家戦略特区改正法が成立し、来年、神奈川県と大阪府で受入が始まります。
日本に来る外国人家事労働者の実態をつかみ、その声を聞いて、人権・権利侵害を許さない運動を作っていかなければならないと思います。

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参議院インターネット審議中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
2015年7月7日内閣委員会 2時間15分~2時間32分

参議院内閣委員会会議録(P17~19)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/189/0058/18907070058017.pdf

外国人家事労働者受入れ問題に関する決議(日本労働弁護団)
http://roudou-bengodan.org/proposal/detail/post-74.php

国家戦略特別区域における外国人家事支援人材の受入れに関する会長声明(日本弁護士連合会)
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2014/141031_2.html

外国人の家事代行、来春解禁へ まずは神奈川から(朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/ASHD93R4VHD9ULFA00V.html?rm=483

建設業における「フリーシフト制」の労働者も年休は取れるという判決を勝ち取る

2015-10-05

 9月30日、横浜地裁川崎支部で、年次有給休暇の賃金を請求した訴訟で勝訴。被告である有限会社アールエス興業(資材搬入業)は、「うちは、フリーシフト制だから、年休権成立の前提である継続労働の要件を満たしていない。」という不思議な主張をしていたが、もちろん、通らなかった。
 本件の原告は、たまった年休を消化してから辞めようと考えて、年休完全消化の日を退職日とする退職届を出していた。しかし、会社が年旧聞の賃金を支払わないので、原告は、川崎北労基署に会社に年休の賃金を支払わせるように申告した。ところが、担当の労働基準監督官は、「あなたは、年休申請をした日から、別の会社で働いていたから、退職したことになる。年休の賃金支払いは不要。」と判断し、会社に対して、「申請者は、有給休暇申請の日から在籍しておらず、在籍していない者に対し、有給休暇を取得させる義務はない。」と指導をして、会社はこの指導に従っていた。
 有給休暇取得中に別の会社で働いたからといって、退職したことになるという法的根拠はない。監督官は、いったい、何を根拠に、このような判断をしたのであろうか。
 本件は、少額の訴訟だったので、横浜簡裁川崎支部に提訴したが、途中で、地裁に移送を申し立てた。金銭の問題ではなく、原告が「私には年休権がある。」ことを認めてもらいたいための訴訟だった。

<追記>
 川崎北労基署に対しては、2015年11月20日、原告、原告加盟労組である日本労働評議会及び当職で抗議の申し入れを行い、申し入れを受けた労基署職員は、原告に対する対応が不適切であることを認め、謝罪した。

川崎北労基署との交渉

川崎北労基署との交渉


川崎北労基署看板

堤未果「沈みゆく大国アメリカ」で介護技能実習生についてコメント

2015-06-03

今日、集英社から、堤未果さんの新刊「沈みゆく大国アメリカ」の著者サイン入り献本が届きました。P89~90に介護分野の外国人技能実習生問題に関する私のコメントが出ています。FMラジオJ-WAVEの番組JAM THE WORLDで、堤さんのインタビューに応じて話したことが載っています。
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堤未果「沈みゆく大国アメリカ」(集英社新書)
http://shinsho.shueisha.co.jp/tsutsumi/

映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」感想

2015-04-19

 昨日、浦和コミュニティセンターで映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」の上映会(県南・石川一雄さんを支援する会主催)。その「前座」で、狭山弁護団からの報告をしてきた。狭山事件の支援者ではないと思われる一般の市民の方が多数参加されていたようで、よかった。
 報告後、私も映画を観る(2回目)。何度観ても、いい映画だ。特に、沈黙を通じて、言葉では語れないことが語られているのがいい。再審無罪を勝ち取るまで両親の墓参りをしないという石川一雄さんに、連れ合いの早智子さんが墓参りをすることを勧める。一雄さんが沈黙し、一瞬泣き顔のような顔になる。この沈黙の時間に、観客は色々なことを考え、感じる。
 一雄さんのお兄さんの六造さんとその連れ合いのウメ子さんの会話もいい。それまで雄弁に語っていた六造さんが、「(ウメ子さんに)苦労をさせて悪かったと思っているよ。」と言って沈黙する。さりげなく、ウメ子さんが、「遠い昔のこと。みんな忘れた。」と返す。
 早智子さんは、亡き祖父との、部落差別に反対する活動についての会話を想い出し、「余裕がなかったんだね。あんなこと言わなければよかった。『おじいちゃんもがんばってきた。私は私で頑張る。』と言えばよかった。」と言って沈黙する。
 ここには、冤罪と闘い、部落差別と闘う心優しき人たちがいる。映画のなかの沈黙の時間が、そのことを観客に語りかけてくれる。差別や冤罪は、人の人生を壊そうとするが、差別や冤罪との闘いは豊かな人間性を作り出しているように思う。
 一雄さんは、無罪を勝ち取ったら、ケニアに行って、自由に走り回っている動物が見たいという。そういう日が一日も早く来るように頑張らねばと思う。
SAYAMA みえない手錠をはずすまで 公式HP
http://sayama-movie.com/

雑誌「労働情報」を存続させよう!

2015-04-04

 「労働情報」という雑誌をご存じでしょうか?
 戦後労働運動の基盤を作った、元総評事務局長の故・高野実さん主催の「労働情報通信」と「労働周報」という雑誌を引き継ぐ形で1977年に創刊され、今も労働運動の情報を伝え続けている雑誌です。発行主体は、「協同センター・労働情報」で、「労働を 生活を 社会を変える『労働情報』」をキャッチフレーズに発行されています。
 最近は、労働弁護団の会員弁護士の論考や事件報告も多く掲載されています。昨日の、労弁の残業代ゼロ法案反対緊急集会にも取材に来ていました。もうすぐ、特別号として、「残業野放し法批判」の特集が組まれ、労弁菅俊治事務局長、棗一郎闘争本部長他の原稿が掲載予定です。私も、タクシー残業代請求訴訟の勝訴判決や技能実習生問題等の原稿を書かせてもらいました。
 日本の労働運動のためになくてはならない雑誌であり、我々労働弁護士にとっても必要な雑誌だと思います。
 この「労働情報」が危機に瀕しています。昨日、関係者の方に聞いてショックを受けました。1年以内に定期購読者を拡大し、経営基盤を確立できなければ、存続が難しいとのことです。
 「労働情報」の定期購読者は、かつての労働運動を支えた活動家が中心で、高齢化しており、だんだん減っていくのに対して、若い購読者が増えないとのこと。
 みなさんに呼びかけます。労働運動の発展を願う方々の力で、「労働情報」を存続させましょう。ぜひ、定期購読者になってください。300名の定期購読者が拡大できれば、存続が可能になるそうです。
 まだ、この雑誌を読んだことがない方は、ぜひ、1冊購入して読んでみてください(東京の弁護士の方は、弁護士会館地下のブックセンターで購入できます。)。よい雑誌だと思ったら、定期購読をしてください。
 「労働情報」は、労働運動について良く知らない方が労働運動の現場の闘いや悩みを知る上での格好の教科書です。また、今、労働運動の現場で何が起こっているかを伝えてくれる情報誌でもあります。労働弁護士にとっては、判決の報告や、運動の情報発信をしたいときの媒体としても有効です。
 私は、「労働情報」の一読者の立場から、「労働情報」を存続させるため、同紙を勝手に支援する運動を呼びかけます。  

 弁護士 指宿 昭一

労働情報・価格
 1号が450円(消費税・送料込)。定期購読は半年:5,376円(消費税+送料)、1年:10,752円(消費税+送料)
労働情報HP
http://www.rodojoho.org/

ベトナム人労働者の状況を聞く会

2015-04-04

今日は、外国人労働者弁護団で、日本ベトナム友好協会理事長の本吉良吉さんを招いて、日本に在住するベトナム人労働者の状況についてお話を聞いた(@暁法律事務所)。終了後、高田馬場のベトナム料理店・チャオ ハノイで懇親会。
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チャオ ハノイ
http://www.spiceroad.co.jp/Shop_ChaoHanoi.html

ダイコー不当解雇事件で、会社が自ら懲戒解雇を取り消し、バックペイ支払い

2015-04-01

仙台地裁で地位保全等仮処分命令申立をしていたダイコー事件(平成26年(ヨ)第134号)で、本日(4月1日)、会社は懲戒解雇を取り消すことと、昨日に解雇期間中の賃金(バックペイ)全額を支払ったことを通告してきました。申立人は、本件解雇には理由がなく、労働組合(日本労働評議会分会)作りのための動きをしていたことに対する不利益取扱いであること等を主張していましたが、仮処分決定を待たずに会社が解雇を取り消したのは、自ら非を認めたに等しいと思います。しかし、会社は、懲戒解雇をしたことについての謝罪をしていません。
なお、会社は、4月13日付で、申立人を元の職場である本社工場から仙台営業所への異動命令を出しました。申立人は、これを労働組合員拡大の活動の妨害ととらえて、会社に撤回を求めていく意向です。
本件の代理人は、指宿昭一弁護士と谷村明子弁護士です。弁護団としては、勝利命令が出ることを確信していましたが、会社が自ら懲戒解雇を認めたことで、結果が前倒しで出ました(労評弁護団HPから転載・http://rouhyo.ak-law.org/news/92/)。

ダイコー懲戒解雇に対し、仙台地裁に地位保全仮処分申立て http://rouhyo.ak-law.org/news/92/

スーパーグローバル大学・芝浦工業大学でネイティブの英語非常勤講師7人を雇止め

2015-04-01

 昨日、私立理工系大学で唯一の「スーパーグローバル大学創成支援」 採択決定をされた芝浦工業大学で、システム理工学部の英語を母語とする7人の英語担当非常勤講師が雇止めにされました。
 7名の非常勤講師は、労働組合である全国一般東京ゼネラルユニオン芝浦工業大学教職員組合の組合員。同組合は、今回の雇止めは、組合員であることを理由に不利益な取り扱いをしたものであるとして東京都労働委員会に不当労働行為救済申立てをしています(担当は、谷村明子弁護士と私)。
 今日は、都労委の次回調査期日に向けて、同組合と弁護団の打合せを暁法律事務所で行いました。
 7人のうちの一人の講師は、昨年10月にストライキに関する組合活動を理由に解雇されており、この点についても都労委で救済を申し立てています。

会議終了後に組合員と弁護団で記念撮影

会議終了後に組合員と弁護団で記念撮影

全国一般東京ゼネラルユニオン(東ゼン)HP
http://tokyogeneralunion.org/

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