昨日、メイシネマ祭’17で、ドキュメンタリー映画『抗い 記録作家 林えいだい』(西嶋真司監督、グループ現代制作・配給)を観た。映画は、えいだいさんの父親が、炭鉱から逃亡してきた朝鮮人労働者を助けたことから特高警察の拷問を受けて命を落としたというエピソードから始まる。学生時代には、足尾銅山事件の田中正造に影響を受け、大学中退後、北九州で公害反対運動、朝鮮人強制労働、炭鉱・港湾労働等を記録し、執筆していく。終戦間際の特攻機「さくら弾機」の放火事件で犯人として、朝鮮半島出身の特攻隊員が銃殺された事件が冤罪だったことを突き止めるシーンは圧巻。
いい映画だった。ガンに侵されながらも、万年筆を指にセロテープで巻き付けて原稿を書き続けるえいだいさんから、力をもらった。ぜひ、多くの人に観てもらいたい。
この映画を上映してくれた映画祭の実行委員会に感謝。このドキュメンタリー映画の自主上映会は20年以上続いているそうだ。今後も、ぜひ、継続していただきたい。また、来年も観に行きたい。
ドキュメンタリー映画『抗い 記録作家 林えいだい』公式ホームページ
http://aragai-info.net/
メイシネマ祭 ’17 『抗い 記録作家 林えいだい』の上映 – Facebook
https://www.facebook.com/events/619170061620234/
メイシネマ祭の原点を語ろう〜主催者・藤崎和喜さん
http://webneo.org/archives/42450