妊娠後の中国人労働者を解雇した事件で勝訴判決

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 本日、妊娠後の中国人労働者を解雇したネギシ事件(平成26年(ワ)第33637号地位確認等請求事件)で勝訴判決を勝ち取りました(東京地裁民事11部五十嵐浩介裁判官)。ただ、理由が、均等法9条4項(妊娠を理由とする解雇を無効とする条文)ではなく、労働契約法16条(合理的で相当と認められない解雇は無効とする条文)を使って判断をしています。「仮に、被告主張のとおり、本件解雇が原告の妊娠を理由としたものでないとしても、」労働契約法16条でも無効だという判決でした。均等法9条4項に基づく解雇という判断ではないですが、妊娠したことの報告を受けて、解雇理由もないのに解雇するということが許されないという判断ははっきりと示されたと思います。本事件の弁護団は、橋本佳代子弁護士、加藤桂子弁護士と指宿昭一です。

 判決後の報告集会
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妊娠報告後の解雇無効判決 – 東京地裁、かばん製造会社(共同通信)
http://news.mynavi.jp/news/2016/03/22/513/

妊娠告げた2カ月後「協調性ない」とクビになった中国人女性が勝訴 「解雇無効」判決(弁護士ドットコムニュース)
https://www.bengo4.com/roudou/n_4441/

「妊娠したから解雇」と言ってくれる親切な使用者ばかりじゃないが(hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳))
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/

妊娠を理由にする中国人労働者解雇事件に勝訴判決(レイバーネット)
http://www.labornetjp.org/news/2016/1458650493723staff01

在日中国女性在“怀孕解雇案”中胜诉(中文導報)
http://www.chubun.com/modules/article/view.article.php/164182/c120
 

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