各地で憲法カフェという取り組みがなされている。これは、憲法を本当に国民のものにするための素晴らしい取り組みだと思う。憲法講演会、憲法学習会ではなく、「カフェ」であるところがいい。講師の報告を聞くだけでなく、参加者が意見を述べて話し合うという趣旨がそこに見える。
そこで提案がある。労働カフェもしくは労働法カフェというような集まりを、草の根でやりましょうという提案である。労働法講演会、労働法学習会ではなく、労働問題や労働法について、お茶を飲みながら、楽しく勉強し、語り合い、相互に学ぶという取り組みである。残念ながら、日本の労働者は自らの権利について知らない。解雇、残業代不払い等の問題について、声をあげられず泣き寝入りする労働者も多い。そういう日本の労働者が自らの権利を知り、権利行使の方法について語り合う場が必要ではないか。「それは、労働組合がやればいいことだ。」という声があるかもしれない。もちろん、労働組合も、各職場でそういう企画をやってほしい。それだけではなく、労働組合のない企業、労働組合に加入できない非正規労働者、これから社会に出ていく、そしてアルバイトをしている大学生、高校生も参加してほしい。今、雇用という形で働いていない方にも、家族や友人のために、そして自分の将来のために参加してほしい。
実は、そういう取り組みはすでにある。仙台で始まったWorkafe(ワーカフェ)という労働問題について考えるサークルは、山形、東京や大阪にも広がっている。
日本の労働者の権利を本当の意味で根付かせるために、全国各地で労働カフェの取り組みを行おう!
Workafe(ワーカフェ)(仙台)
http://workafe.nomaki.jp/katudou.html
Workafeやまがた
http://blog.livedoor.jp/workafe_yamagata/
Workafe Tokyo
https://workafetokyo.localinfo.jp/
(フェイスブック)https://www.facebook.com/workafe.tokyo/posts/974550079242685
Workafe OSAKA
(フェイスブック)https://www.facebook.com/workafe.osaka/?fref=nf