12月, 2019年

2019年12月の報道機関等での発言等

2019-12-26

NHKニュースウオッチ9 外国人材受け入れ拡大 対策を打ったのに…
2019年12月25日(水)
http://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2019/12/1225.html
長年、外国人技能実習生の問題に取り組んできた弁護士は、今後も継続して制度を見直していくことが必要だと指摘しています。
暁法律事務所 指宿昭一弁護士
「『家族を連れてきてはいけない』。
『5年たったら必ず帰らなければいけない』。
そういうところに、労働者を使い捨て的に捉えている考え方が見え隠れしていて課題。 
仲間として彼らのことも理解し、われわれのことを理解してもらって、彼らがもし人権を侵害されたら、助けなければならない。
そういう観点で受け入れるのが一番大事なことだと思う。」
有馬
「制度は必要だし、環境整備は進めないといけないが、本質はそこじゃないのかも。
私は、『外国人労働者を使い捨て的に捉えている考えが見え隠れする』という弁護士の話にハッとした。
日本社会が本当に彼らを必要とし、迎えたいのであれば、私たちこそ考え方を変えるべきなのかもしれない。
そう感じました。」

陸上自衛隊員退職金支払差止め処分取消訴訟提訴

2019-12-21

本日、以下の事件を提訴しました。

陸上自衛隊員退職金支払差止め処分取消訴訟提訴
  ~軽微なミスを「詐欺又は窃盗」(疑い)として、退職金が支払われなかった事例~

【事案の概要】
1 原告の経歴
原告は、84年4月、陸上自衛隊に入隊し、数か所の駐屯地等の勤務を経て、16年3月から北区の陸上自衛隊十条駐屯地に所在する補給統制本部総務部管理給食班に所属し、19年8月14日、陸上自衛隊を定年退職した。
2 2つの差止処分とその理由
本来、原告には、法律により「退職手当」「若年定年退職者給付金」が支払われるはずであったが、陸上自衛隊補給統制本部は、「退職手当支払差止処分」「若年定年退職者給付金差止処分」を行い。原告に支払われるべき上記手当、給付金の支払いを差し止めた。
陸上自衛隊補給統制本部が手当、給付金の支払いを差し止めた理由は、原告が、職務として担当していた「有料喫食申込申請」手続きでミスを行い、結果的に申込数以上の者が「有料喫食」を行ったことが、原告の「窃盗罪」「詐欺罪」に該当する恐れがあるから、「国家公務員退職手当法」「防衛省の職員の給与等に関する法律」で、手当、給付金の支払いを差し止めたというものである。
この「有料喫食申込申請」とは、自衛隊員が、駐屯地等で給食(有料)を受給する場合、各自が有料で給食を受給する日時を事前に申請し、その申請を基に各自から給食費を徴収するための「申請」手続きのことである。
3 あり得ない「詐欺又は窃盗」の疑い
原告は、この「有料喫食申込申請」手続きを職務として担当していたが、作業ミスにより申請数を誤っていたことが後日判明し、これが「有料喫食申込の過少申請」であり、「窃盗罪」「詐欺罪」に該当する恐れがあるとされ、退職金の支払いが差し止められたのである。
しかし、作業手続き上のミスにより有料喫食申請数を誤ったことが、故意犯である窃盗罪、詐欺罪にあたる恐れがあることあり得ず、調査に当たった自衛隊の警務隊員も、「犯罪として問われるようなことはないと思います。」と原告に説明している。
本件は、陸上自衛隊内における原告に対するパワハラである。明らかに犯罪にならない行為を犯罪の疑いありとして、退職金の支払いを差し止められてしまい、原告とその家族は困窮している。この職場には、同様の問題があり、今後、他にも被害者が出てくる可能性がある。原告は、自らの退職金支払いを求め、また、職場で同じ問題が繰り返されないことを願って、提訴を決めた。

国際自動車事件第1次・第2次訴訟が上告受理決定

2019-12-07

 昨年1、2月に東京高裁で敗訴判決を受けていた国際自動車第1次訴訟(差戻審)・第2次訴訟の上告受理が。12月5日に決定されました。口頭弁論期日は来年2月27日13時30分(第一小法廷)です。
 同時に期日外釈明書が来ました。「当該定めに基づく割増賃金の支払いが同条の定める割増賃金の支払いといえるか否かは問題となりうるものの」に関して補充主張があれば、1月9日までに書面を提出せよというのことです。まさに、我々が、注目し、最高裁差戻決定は敗訴ではないと主張していた根拠としていた部分についての求釈明です。
 なお、国際自動車と同様の賃金規則によって支払われなかった残業代を請求していたトールエクスプレスジャパン事件は、本年3月20日、大阪地裁で敗訴しましたが、大阪高裁では手ごたえがあります。第2回期日まで行って結審し、来年1月29日に判決です。最高裁の口頭弁論予定のことを伝えていたのに、あえてその前に判決を入れたところに、意気込みを感じます。
最高裁判所開廷期日情報
http://www.courts.go.jp/saikosai/kengaku/saikousai_kijitsu/index.html
令和2年2月27日 午後1時30分 平成30年(受)
第761号 賃金支払 弁論 第一小法廷
令和2年2月27日 午後1時30分 平成30年(受)
第908号 賃金 弁論 第一小法廷

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