福井弁護士会「外国人の家事・労働事件勉強会」で報告

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 昨日(2月8日)、福井弁護士会人権擁護委員会外国人の人権に関する部会(部会長・市川徹弁護士)主催の「外国人の家事・労働事件勉強会」が開催され、家事事件について、高貝亮弁護士(静岡県弁護士会・関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会委員長)が、労働事件について、私(第二東京弁護士会・関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会副委員長)が報告を行いました。

 福井弁護士会の会員総数の約3分の1にあたる30名ほどの弁護士が参加され、外国人事件の分野についての熱意を感じました。福井は、外国人技能実習生問題についての相談件数が極めて多い地域です。その理由は、国際交流協会等のアクセスの窓口があること、外国人権利ネットワーク福井というNGOが実習生の権利救済のために献身的な活動を行い、成果を上げていること、必要な場合には裁判を行う弁護団の体制があることにあると思います。

 勉強会には、研修生ネットの高原さんも参加され、実習生問題への取り組みの実例も報告していだきました。また、会場から、ILOの強制労働禁止条約を使った規制ができないかという貴重な問題提起をいただくなど、有意義な勉強会でした。

 終了後は、懇親会に参加させていただき、おいしい蟹と地酒をごちそうになりました。弁護士登録したばかりの新人の方がたくさん参加されていたのが印象的でした。高原さんと共に、実習生事件への弁護士の支援を訴えさせてもらいました。

 

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