アクアグループによる、賃金支払いを免れるための詐害(さがい)行為を許すな!

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 9月28日、弁護士になって初めて、「詐害(さがい)行為取消訴訟」を提起した。6月18日に、熊谷の運転代行業者アクアグループ(株)に対して賃金等を請求する訴訟を起こしたのだが(埼玉新聞の記事参照)、実は、アクアグループが5月15日に新会社プラリコ(株)を設立して、同月26日、同社に唯一の資産である不動産の登記を移転していたことが判明。同月5日に弁護士から賃金請求通知を送った直後に、新会社を設立し、売買を理由に登記移転を行っていたことから、賃金等の請求を免れるための財産隠しであることは疑いない。更に、8月24日には、この不動産に日本政策金融公庫が根抵当権をつけていた。
 このままでは,原告らが未払賃金請求訴訟で勝訴しても,アクアグループ(株)から賃金を回収することができない。そこで、この売買と根抵当権設定を詐害行為として取消を求める訴訟をさいたま地裁熊谷支部に提訴した。
 この度の提訴は,判決が絵に描いた餅にならないようにするとともに,経営者の賃金債務逃れを許さず,今後同種の労働事件でこのようなことがなされないよう抑止し,かつ,100%政府出資の政策金融機関である日本公庫の審査の在り方を問うことを目的としている。

「最低賃金払われず」元運転手ら4人、運転代行業者を提訴(埼玉新聞)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/06/19/10.html

賃金不払いの責任逃れを許さないため、運転手らは詐害(さがい)行為取消請求訴訟を提訴しました!(レイバーネット)
http://www.labornetjp.org/news/2015/1001akua

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