昨年の前半は、入管法改悪法案との闘いに力を入れました。6月9日に法案が成立したのは残念ですが、市民が声を挙げ、入管を社会的に包囲し、追い詰めることができました。6月放送のNHKドラマ「やさしい猫」と9月上演の演劇「ホテル・イミグレーション」の法律監修をしました。「全国部落調査」出版差止め裁判では、6月28日に、憲法13条、14条を根拠に「差別されない権利」を認める控訴審判決を勝ち取りました。12月には、暁法律事務所に、安藤輔（たすく）弁護士を迎えました。
今年は、南日本新聞の客員論説委員として、１年間、毎月１回、「論点」を執筆することになりました。通常国会で、技能実習制度を廃止し、新たな外国人労働者受け入れ制度を作る法案が出ると思われますが、看板の架け替えに終わらぬよう、取り組みを行います。引き続き、「弁護士バッジをつけた活動家」として、裁判、労働運動や社会運動などにおいて、したたかに闘っていきます。
本年もよろしくお願いします。 ２０２４年 元旦
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暁法律事務所 弁護士 指宿 昭一
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