5.23狭山事件の再審を求める市民集会に弁護団として参加

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 50年前の5月23日早朝、被差別部落出身者である24歳の石川一雄青年が逮捕された。狭山事件捜査を目的とする別件逮捕である。昨日は、狭山事件の再審を求める市民集会に弁護団として参加した。弁護団の中山武敏主任弁護人が、報告の最後に、「人の世に熱あれ、人間に光りあれ。」という言葉を述べたのが印象的だった。水平社宣言の結びの言葉だ。
 石川さんは、仮釈放されているが、無罪を勝ち取るまでは、亡くなった両親の墓参りはせず、仏壇に手を合わせることもしないという。見えない手錠が石川さんにはめられているというのは、リアルな現実なのである。一日も早く、再審開始を、そして無罪を勝ち取らなければならないと痛切に思う。
 鎌田慧さんとの対談が行われ、鎌田さんが「石川さんと私は同じ歳。お互いに先が短いですよね。」と振ると、石川さんはこれを否定して、「再審無罪を勝ち取ってから、私の第二の人生が始まる。」と述べていた。

 国家の行う犯罪のうちでも、えん罪は最も悪質で重大なものだと思う。石川さんの見えない手錠を断ち切り、石川さんの光りある第二の人生を開始を勝ち取りたい。

狭山事件で逮捕から50年、石川さんの支援者が集会(TBS)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5339369.html 

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