10月9日、東京入国管理局(品川)に対して、仮放免中の非正規滞在外国人ら約120名がデモ行進を行い、①非正規滞在外国人の長期収容反対、②仮放免者の再収容反対、③仮放免者への在留特別許可を求めるなどを訴えました(主催者・仮放免者の会)。私も、彼らを支援する弁護士として、このデモに参加しました。
東京入管前では、デモ参加者が、同入管に収容されている外国人に対して一生懸命手を振っていました。入管の中からも手を振っている人がいるのがみえました。あるフィリピン人の女性が、涙を浮かべながら、「私も、ここに収容されているときに、デモの人たちが手を振ってくれたのを見た。私は、今、ここに収容されていて、デモを見ている人たちの気持ちが分かる。」と言っていたのが印象的でした。
入管においては、非正規滞在の外国人を長期収容し、病気になっても十分な医療を受けさせないなどの人権侵害が行われています。また、日本人と結婚して、子供がいるなど、日本に生活の基盤がある非正規滞在者を強制的に帰国させるのは人道上問題である。在留特別許可を適切に運用すべきだと思います。
仮放免者の会HP http://praj-praj.blogspot.jp/