菅野良司「冤罪の戦後史 刑事裁判の現風景を歩く」(岩波書店)の最終章(第17章)は「虚偽自白を勧める弁護士ー2006年 二子玉川痴漢事件」。私が主任弁護人として取り組んでいる事件である。
1948年の帝銀事件から始まり、免田事件、三鷹事件、二俣事件、砂川事件、名張毒ぶどう酒事件、狭山事件、清水事件(袴田事件)、布川事件、市原事件、大崎事件、日野町事件、福井女子中学生事件、足利事件、東電OL事件、氷見事件、そして、二子玉川痴漢事件のルポが掲載されている。
冤罪の問題に関心のある、すべての方に読んでもらいたい本である。特に、法曹の卵であるロースクール生に読んでもらいたい。
https://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-022296
<二子玉川痴漢事件・支援カンパ振込先>
郵便振替口座 00150-1-549645
吉田さんを支援する会