2012年11月9日から10日、日本労働弁護団の第56回総会が福島県で開催されました。9日は、原発労働問題及び公契約条例についての報告を行い、これに関する3つの決議をあげました。10日は、様々な重要課題についての特別報告を行い、7つの決議をあげました。私は、「団体行動権を侵害する仮処分、損害賠償請求、刑事弾圧に抗議する声明」に関する報告を行いました。
今回の総会では、10年間会長を務められた宮里邦雄弁護士が退任され、鵜飼良昭弁護士が新会長に選任されました。宮里弁護士の退任挨拶は、常に労働者の権利の擁護と前進のために闘ってきた弁護士の生き方が感じられ、感動的でした。また、現在、労働者が権利意識、とりわけ団結することについての意識が低くなっていることに危機感を示され、各地で権利集会開催などの取り組みを訴えられていました。今、弁護士会などで法教育の取り組みがなされていますが、労働分野での法教育の取り組みの必要を感じました。
総会に続き、明日は、被災地(石巻、東松山、女川)視察スタディーツアーに行きます。今、古川のホテルに着いたところです。
↓総会の報道
2012年11月10日 朝日新聞福島版
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001211090003