外国人労働者弁護団を設立しました

外国人労働者弁護団設立総会

 2012年12月16日、東京都港区において、全国(北海道から中国地方まで)の弁護士が集まり、外国人労働者弁護団設立総会を開催し、同弁護団を設立しました。今後、日常的な法律相談及び全国電話相談会(年2回程度)の取り組みなど、外国人労働者の権利擁護のための活動に取り組んで行きますので、よろしくお願いします。

共同代表 四 方 久 寛(四方法律事務所)

指 宿 昭 一(暁法律事務所)

外国人労働者法律相談(電話で受付)

:四方法律事務所、暁法律事務所(2013年2月から)

外国人労働者全国電話相談会(仮称):2013年4月20日(土)を予定

設立呼びかけ弁護士:加藤丈晴(北海道)、倉持恵(福島)、水野英樹、指宿昭一、加藤桂子(東京)、茂呂信吾(福井)、大坂恭子(愛知)、四方久寛(大阪)、端野真(広島)、小野寺信勝(熊本)

日本における外国人労働者は、多くの場合、安価な労働力(チープ・レイバー)として位置づけられ、労働諸法令が遵守されず、悪質な人権侵害も多発しているにも関わらず、法的アクセス手段が確保されておらず、権利擁護がはかられていない状況にあります。外国人労働者問題の解決には、労働法のみならず入管法、国際私法など外国人に関する専門知識が必要であり、外国人労働問題に取り組む専門的弁護士の活動が期待されています。

 チープ・レイバーとしての外国人労働者問題としては外国人研修・技能実習生問題があり、2008年6月にこの問題に取り組む外国人研修生問題弁護士連絡会(研修制弁連)が設立され、この問題に意欲的に取り組んできました。しかし、日系人労働者、ALT(外国語指導助手(Assistant Language Teacher))、看護士・介護士候補等、様々な外国人労働問題が存在することから、より広く外国人労働者問題に取り組む弁護士団体の設立が必要だと考えられます。

 このたび、外国人労働者問題に関する常設電話相談や全国一斉電話相談会等の活動に取り組みたいと考え、外国人労働者弁護団を設立いたしました。設立に関する取材、今後の活動(全国電話相談会など)に対する取材など、よろしくお願いいたします。

 

連絡先 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4丁目18番10号サンハイツ高田馬場503 暁法律事務所 電話03-6427-5902、ファックス  03-6427-5903

弁護士 指宿(いぶすき) 昭一 090-8451-4709 mail:ibu61@nifty.com

 

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