「労働組合で社会を変える」(石川源嗣著)

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 東京東部労組副委員長の石川源嗣さんの新刊「労働組合で社会を変える」(世界書院)を読んだ。
 日本労働運動再生の戦略が具体的に示されている。数多くの労働相談から労働組合結成を進め、また、労働者の要求に基づく職場闘争から組合員の拡大と多数派形成を目指す。このような闘いによって、合同労組で中小企業労働者と非正規労働者の組織化を進めることが、社会を変えるための労働運動再生の道であるという提起には賛成である。また、この提起は東部労組の実践に支えられているから力強く、イメージがしやすい。
 この書籍からは、石川さんの労働運動再生の強い「執念」を感じる。この執念は、多くの人に伝わり、広がっていくだろう。
私も、労働弁護士として、「執念」を持って労働運動再生に取り組まなければならないと強く思った。

http://www.jca.apc.org/j-union/center/hanbai.htm

「季刊・労働者の権利」(VoI.309/2015 .4)に書評を書きました。
http://www.jca.apc.org/j-union/center/kanso.htm

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